【2026年版】Blender 5のMultires「Conform Base」とは?Apply Baseとの違いを同じ形で測った

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blender multires conform base vs apply base
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Blender 5.0 で、マルチ解像度モディファイアーに「Conform Base」が加わりました。ベースメッシュの頂点を、彫った形の上にそのまま置く操作です。

検証機で同じ形に両方を当てると、ベースの頂点が彫った形に一致するのは Conform Baseでした。一方、あとでサブディビジョンサーフェスを足すなら Apply Base のほうが元の形に近く、ずれは平均で約4分の1でした。低ポリをそのまま使うなら Conform Base、分割して使うなら Apply Base、が選び方の目安です。

スカルプトした形をベースメッシュに反映しようとして「Apply Base」と「Conform Base」の2つが並んでいて迷ったら、この記事の数字で判断できます。Blender 3.6.11 と 5.2.1 LTS を同じ検証機で動かし、同じ変形に2つの操作を当てて、頂点の位置を測りました。

目次

Apply Base と Conform Base は何が違う?

公式マニュアルでは、どちらも「分割前のベースメッシュを、分割後の形に合わせる」操作です(Blender マニュアル「Multiresolution Modifier」)。違いは合わせ方にあります。

  • Apply Base:あとでサブディビジョンサーフェスを足すことを前提に、ベースの頂点を補正して置く。
  • Conform Base:ベースの頂点を、分割後の位置にそのまま置く(5.0 で追加・5.0 リリースノート)。

5.2.1 の内部では、どちらも同じ操作で、補正をかけるかどうかの設定だけが違いました(Python から見た操作の引数 apply_heuristic。既定はオン=Apply Base)。3.6.11 の同じ操作にはこの引数が無く、Conform Base は使えません。

同じ形に2つを当てて測った結果

一辺2mの立方体にマルチ解像度を2段かけ、上半分を1.5倍に伸ばして表面を波打たせた形を作りました。そこに各操作を当て、次の2つを測っています。

操作 ベースの頂点と彫った形の距離(平均) サブディビジョン2段を足したときのずれ(平均/最大)
Apply Base(3.6.11) 0.82m 0.12m/0.41m
Apply Base(5.2.1) 0.82m 0.12m/0.41m
Conform Base(5.2.1) 0m 0.47m/0.74m

検証環境:Windows 11・Blender 3.6.11 と 5.2.1 LTS を同じ機に導入。画面は開かず Python で操作と計測を実行(2026年9月23日)。「ずれ」は、彫った形とベース+サブディビジョン2段の形を頂点ごとに比べた距離です。

読み方は3つです。

  • Conform Base は、ベースの頂点が彫った形の頂点にぴったり重なる。ただし一致を確かめたのは頂点だけで、頂点の間の辺や面が彫った表面からどれだけ離れるかは測っていません。
  • Apply Base は、ベースの頂点を外側へ大きく押し出す。8頂点すべてが、彫った形の頂点より中心から平均0.81m外側に置かれました。分割すると角が丸まって縮むので、その分を先回りして補っていると読めます。そのため、サブディビジョンを足したときの形は Conform Base より元の形に近くなりました。
  • 3.6 と 5.2 の Apply Base は、この形では同じ結果。操作後のベース8頂点の座標を直接比べると、差は最大0.0000001m(出力の丸めの範囲)でした。

どの操作でも、最上位レベルの形(彫った形)そのものは変わりませんでした。操作の前後で最上位レベルの98頂点の座標を比べ、差は0でした。変わるのはベースメッシュの置き方だけです。

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どちらを選べばいい?

ベースメッシュの使い道 向く操作
あとでサブディビジョンサーフェスを足して使う Apply Base
分割せず、低ポリのまま書き出す・別の作業の土台にする Conform Base

ただし、この結果は立方体を1種類の式で変形させた1つの形で測ったものです。形・段数・変形の大きさが変われば、差の大きさも変わります。「どちらが近いか」の向きは公式の説明と一致していますが、自分のモデルでは両方を試し、ベースの形を見比べてから決めてください。操作は元に戻せる(Ctrl+Z)ので、試すのは簡単です。

操作の場所

公式マニュアルでは、マルチ解像度モディファイアーの Apply Base のすぐ後に Conform Base が載っています(5.0 以降。画面上の配置は当サイトでは確かめていません)。5.0 で追加された機能なので、3.6 など 4.x 以前の版にはありません。

Blender の基本操作はBlender 入門ガイド、ZBrush と行き来する場合はBlender と ZBrush の GoB/GoZ 連携、版の移行そのものはBlender 3.6 のサポート終了と 5.2 への移行判断にまとめています。

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よくある質問

Conform Base と Apply Base の違いは何ですか?
どちらもベースメッシュを分割後の形に合わせる操作です。Conform Base はベースの頂点を分割後の位置にそのまま置き、Apply Base はあとでサブディビジョンサーフェスを足す前提で頂点を補正して置きます。
どちらを使えばいいですか?
あとでサブディビジョンサーフェスを足すなら Apply Base、低ポリのまま使うなら Conform Base が目安です。当サイトの検証機で測った1つの形では、サブディビジョン2段を足したときのずれが Apply Base は平均0.12m、Conform Base は平均0.47mでした(一辺2mの立方体)。
Blender 3.6 でも Conform Base は使えますか?
使えません。Conform Base は 5.0 で追加された機能です。3.6.11 のマルチ解像度には Apply Base だけがあり、その結果は 5.2.1 の Apply Base と同じでした。
Apply Base や Conform Base を使うと、彫った形が崩れますか?
検証機で測った範囲では、最上位レベルの形は変わりませんでした。変わるのはベースメッシュの頂点の位置だけです。
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この記事を書いた人

ITインフラエンジニア歴12年、クラウド(AWSがメイン、一部Azure)の実務は4年目(いずれも2026年時点)。社会人向けの3DCGスクールを2026年9月に卒業。Windows 11 + RTX 4070 Ti SUPER の自宅環境で実際に手を動かしながら、インフラ・クラウド・AI・3DCGの技術記事を書いています。

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