結論:ConoHa AI Canvas のエントリー(月額1,100円)で FLUX.2 [klein] 4B を動かすと、2枚目以降は1枚3.48秒でした(GPUは NVIDIA L4・2026年10月14日に実測)。毎月10時間の無料時間の中なら、追加の料金はかかりません。
無料時間を超えたあとの料金は6.6円/分です。生成の時間だけで割ると1枚約0.38円ですが、実際は WebUI を開いている時間で課金されるので、少ない枚数では1枚あたりが高くなります。
「GPUを買わずにクラウドで画像生成すると、1枚いくらかかるのか」を、料金表の読み方と実測で確かめました。同じGPUを積んだ自前のサーバーや、ほかのクラウドGPUとも比べます。
ConoHa AI Canvasで画像1枚にかかる時間は?
FLUX.2 [klein] 4B(4ステップ・1024×1024)で、最初の1枚が24.45秒、2枚目以降の5枚が3.45〜3.53秒(中央値3.48秒)でした。
| 環境 | 最初の1枚 | 2枚目以降(中央値) |
|---|---|---|
| ConoHa AI Canvas(NVIDIA L4 22GB・ComfyUI 0.27.0) | 24.45秒 | 3.48秒 |
| 当サイトの検証機(RTX 4070 Ti SUPER 16GB・ComfyUI 0.20.1・9月28日) | 18.49秒 | 2.42秒 |
- どちらも同じワークフロー・プロンプト・seedで、ComfyUI が表示した実行時間です。GPUと ComfyUI の版が違うので、GPUの性能の比較ではありません(ローカルの測定はVRAM 16GBで画像生成モデル4本を比べた記事)。
- 最初の1枚が遅いのは、モデルを読み込む時間を含むためです。
- GPUの型番は公式の料金・仕様ページに書かれていないため、測った日に ComfyUI の System Info に出た値を書いています。
料金はどう決まる?
「月額の基本料金」と「WebUIを開いている時間の料金」の合計です。
| プラン | 基本料金(税込) | WebUI無料時間 | ストレージ |
|---|---|---|---|
| エントリー | 1,100円/月 | 10時間 | 30GB |
| スタンダード | 4,378円/月 | 50時間 | 100GB |
| アドバンス | 9,878円/月 | 100時間 | 500GB |
- 無料時間を超えた分は6.6円/分(全プラン共通)。無料時間は毎月リセットされます。
- 起動待ちの時間は課金されません。公式FAQでは、WebUIの画面に切り替わった時点から停止ボタンを押すまでが課金の対象です。今回は起動を押してから画面が出るまで約1〜2分でした。
- 操作が無いと自動で止まるタイマーを15〜180分で選べます。
- 解約は「解約予約」で、予約した月の末日に解約されます(すぐには解約できません)。基本料金の日割りは、料金・FAQ・解約のページに書かれていません。当サイトは10月14日に申し込み、翌日にコントロールパネルの「今月のご利用金額」を見ると、10月14日までの分で1,100円(税込)でした。月の途中の申し込みでも、表示は日割り(10月14日〜31日の18日分なら約639円)ではなく1か月分です(WebUIを約7分使った分は無料時間の中で、上乗せはありませんでした)。ただし請求が確定する前の途中の表示で、確定した明細ではまだ確かめていません。この表示どおりなら、試すだけの場合は月の初めに申し込むほうが、同じ基本料金で長く使えます。
1枚あたりの費用はいくら?
数え方で桁が変わります。今回の測定(約7分で6枚)に当てはめると、次のとおりです。
| 数え方 | 1枚あたり | 計算 |
|---|---|---|
| 無料時間の中 | 追加0円 | 基本料金1,100円に含まれる |
| 無料時間の後・生成の時間だけ | 約0.38円 | 6.6円/分 × 3.48秒 |
| 無料時間の後・開いていた時間で割る | 約7.7円 | 6.6円/分 × 7分 ÷ 6枚 |
今回はWebUIの画面が出た時刻(9時08分)と停止した時刻(9時15分)を控えていて、その約7分で6枚を作りました(ジョブキューの履歴に6件)。生成そのものは合計42秒ほどです。課金されるのは開いている時間なので、ワークフローを読み込んだり設定を変えたりする時間も料金に入ります。まとめて作るほど1枚あたりは0.38円に近づきます。
ほかのクラウドGPUと比べるとどう?
同じL4を時間で借りるなら自前のサーバーのほうが時間単価は安く、その代わりに環境を自分で作り、借りている間はずっと課金されます。
| 選択肢 | 料金(税込・公式) | 課金される時間 | 1枚あたり |
|---|---|---|---|
| ConoHa AI Canvas エントリー | 1,100円/月+超過6.6円/分 | WebUIを開いている間 | 実測3.48秒→約0.38円 |
| ConoHa VPS のGPU(L4・4vCPU) | 60.5円/時(月36,300円まで) | サーバーがある間(停止中も) | 試算 約0.06円 |
| さくらの高火力 DOK(V100) | 0.016円/秒(57.6円/時) | コンテナの実行中 | 未測定(GPUが違う) |
- ConoHa VPS のL4は、同じGPUなので今回の3.48秒で試算しました。CPU・メモリ・ComfyUIの版が違えば時間は変わります。公式FAQでは、停止しても料金は変わらず、サーバーがある限り課金されます。1日借りたままなら1,452円です。利用には審査が要る場合があります。
- さくらの高火力 DOK は、Dockerのコンテナをタスクとして実行する形で、WebUIを開いて操作するサービスではありません。V100プランは2027年2月28日にタスクの新規受付を終えます。
どれを選べばいい?
月に数時間だけ画像を作るなら、AI Canvas のエントリーがいちばん簡単で、費用の上限も読みやすい選択です。
- たまに試す・月10時間以内:AI Canvas エントリー。始め方はConoHa AI CanvasでComfyUIを動かす手順に、ComfyUIそのものの使い方はComfyUIの使い方入門にまとめています。
- まとまった枚数を一気に作る・環境を自分で決めたい:GPU付きVPS。作業が終わったらサーバーを削除しないと課金が続きます。手順はVPSにDockerでComfyUIを動かす方法を見てください。
- 毎日長時間使う:月額の上限より自分のPCのほうが安くつく場合があります。VPSとGPUの境界はAI用途のVPS・GPUクラウド選びで、自分のPCの構成と公式価格はAI画像生成向けBTOの構成で整理しています。
申し込む前に確かめることは?
使いたいモデルが入っているか
FLUX.2 [klein] 4B は本体・テキストエンコーダ・VAEの3つともプリインストールされていて、そのまま動きました。Z-Image Turbo は本体はあるものの、公式サンプルが使うVAE(ae.safetensors)が見当たらず、今回は動かせませんでした。自分でファイルを入れれば動くかは確かめていません。
起動オプションは決まった形で動いていた
System Info に出た起動オプションは --listen --port 7860 --enable-manager でした。--fp16-intermediates などを利用者が足せるかは確かめていません(起動オプションの効き方はfp16-intermediatesを測った記事)。
まとめ
- AI Canvas エントリーで FLUX.2 [klein] 4B は1枚3.48秒(2枚目以降・L4)。
- 無料時間の中なら追加0円。超えた後は開いている時間で6.6円/分。
- 同じL4の時間単価はVPSのほうが安いが、停止中も課金され、環境は自分で作る。

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