AI画像生成のPCはVRAM 16GBを基準に選ぶのが失敗しにくい選び方です。2026年10月4日に公式サイトで確かめた価格(税込・送料別)は、RTX 5060 Ti 16GBのBTOが約31万円〜、本命のRTX 5070 Tiが約38万円〜(初期構成のまま買えるモデルは約49万〜52万円)、RTX 5090は約92万円〜でした。安く16GBなら5060 Ti 16GB、速さも欲しいなら5070 Ti、32GBが要るなら5090です。
当サイトが16GBのGPUで測った結果と、BTOメーカー3社の公式サイトの価格から、GPUと予算の決め方を整理しました。この記事の以前の版の価格帯(RTX 5070 Ti搭載で25〜30万円)より、今の価格は大きく上がっています。
なぜAI画像生成PCはGPUのVRAMで決まるのか?
モデルがVRAMに載り切るかで生成の速さが変わるからです。ComfyUIは載り切らなくても止まらず、あふれた分をメインメモリから転送しながら動くので遅くなります。
当サイトのRTX 4070 Ti SUPER(16GB)では、6BのZ-Image TurboとLongCat-Imageはそのまま、20BのQwen-ImageはGGUF Q4_K_Mで最後まで動き、画像を出力しました。ただし6Bの2本は生成中の空きが0.6GiB前後まで減りました(Z-Image Turbo・LongCat-Imageの記事)。Qwen-Imageは、同じモデルのまま空けておくVRAMの量だけを変えてあふれを作ると、1,000MiBにつき1ステップ約0.42〜0.60秒遅くなりました(VRAM不足の遅さを測った記事)。
一方、SDXLの推奨サイズを1枚ずつ作るくらいならComfyUIで8GBで足りると、検証サイト「ちもろぐ」は書いています。SDXL中心なら少ないVRAMでも始められ、2026年の大きいモデルまで使うなら16GBが目安です(12GB以下・24GB以上は当サイトでは未測定)。
詰まったときは VRAM最適化ガイド・GPUを認識しないときの対処 へ。
RTX 5060 Ti/5070/5070 Ti/5080/5090は何が違う?
AI画像生成で効くのはVRAMの容量です。16GBを積むのは5060 Ti(16GB版)・5070 Ti・5080で、容量で一段上がるのは32GBの5090だけです(NVIDIA公式の仕様)。
| GPU | VRAM | CUDAコア | 消費電力 | 推奨電源(NVIDIA) | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| RTX 5060 Ti | 16GB/8GB | 4,608 | 180W | 600W | 16GBを安く |
| RTX 5070 | 12GB | 6,144 | 250W | 650W | SDXL中心・速さ重視 |
| RTX 5070 Ti | 16GB | 8,960 | 300W | 750W | 本命 |
| RTX 5080 | 16GB | 10,752 | 360W | 850W | 16GBで速さ重視 |
| RTX 5090 | 32GB | 21,760 | 575W | 1000W | 32GBが要る用途 |
速さは、ちもろぐのベンチマークのSDXL(832×1216)の実測で1枚あたりRTX 5090が約2.5秒、5070・5070 Tiが5秒台、5060 Tiが10秒前後、RTX 3060(12GB)が15秒台でした。
5080と5070 Tiはどちらも16GBで、違いは処理性能です(CUDAコアは5080が約1.2倍)。サイコムでは5070 Tiから5080に変えるとGPUで約5.9万円上がり、推奨の電源も850Wから1000Wになります。容量を上げたいなら32GBの5090です。
予算別おすすめBTO構成2026【価格つき】
2026年10月4日に3社の公式サイトで確かめた価格です。同じGPUでもCPUやメモリが違うので、構成まで見て比べてください。
| GPU | サイコム(カスタマイズの最安) | FRONTIER(初期構成) | OZ GAMING(初期構成) |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 Ti 16GB | 312,890円〜 | — | —(5060 Tiは8GB版) |
| RTX 5070(12GB) | 322,900円〜 | 404,800〜479,800円 | 299,800〜398,800円 |
| RTX 5070 Ti(16GB) | 381,230円〜 | 489,800〜519,800円 | 489,800円 |
| RTX 5080(16GB) | 448,230円〜 | 569,800〜709,800円 | — |
| RTX 5090(32GB) | 915,020円〜 | 1,299,800円 | — |
税込。送料はサイコム3,850円・FRONTIER 3,300円(グラフィックスカード搭載のPCは2026年10月30日15時まで無料)が別、OZ GAMINGは無料。サイコムは公式トップのモデルの最安のCPUの土台に、在庫のある最安のGPUと推奨容量の電源を足した値(画面の見積金額で照合・5090以外はRyzen 5 5500GTの「G-Master Velox II AMD Edition」)。FRONTIERとOZ GAMINGはトップや特集に載っていた機種の初期構成で、「—」はその中に無かったものです。
16GBを最安で|RTX 5060 Ti 16GB(約31万円〜)
容量を優先する人向け。生成は5070 Tiより遅いものの、容量は当サイトが測った16GBのGPUと同じです(5060 Ti自体は未測定)。8GB版と間違えないよう注意。
★本命|RTX 5070 Ti(約38万円〜)
16GBと速さを両立する構成。サイコムで5060 Ti 16GB標準のモデルを5070 Tiに変えると差額は約7.2万円(例:G-Master Spear Mini B850A 422,800円〜)。迷ったらこれ。
上位|RTX 5080(約45万円〜)
16GBのまま速さを上げたい人向け。推奨電源850W以上(NVIDIA)。
最上位|RTX 5090(約92万円〜)
16GBに載り切らないモデルや業務の連続生成まで。推奨電源1000W以上(NVIDIA)。
サイコムは標準のモデルからGPUと電源だけを変えて本命の構成にできます。買い時は RTX 5070 Tiの価格推移とBTOセール比較 を参考に。
GPUだけ用意する・増設する人は価格を確認しておきましょう。
RTX 5080・5090まで含めるならFRONTIERの構成も比較を。
GPU以外に必要なスペックは?CPU・メモリ・SSD・電源
処理の大半はGPUなのでCPUは中堅で十分。メモリ・SSD・電源は妥協しないのが正解です。
CPUはRyzen 7かCore Ultra 7で十分。メモリは32GB(動画・LLM併用は64GB)で、VRAMからあふれた分はメインメモリに置かれるので少なくしないほうが安全です。SSDは1〜2TBのNVMe Gen4。電源はNVIDIAの推奨で5070 Ti 750W・5080 850W・5090 1000W、サイコムはそれぞれ850W・1000W・1200W以上を推奨しています。
BTO・自作・クラウドGPU、どれを選ぶべき?
手間と保証を重視するならBTO、コスト最優先で知識があるなら自作、まず試したいならクラウドGPUです。
電気代は1kWh約31円・1日3時間・月30日で、RTX 5090(575W)が月約1,600円、RTX 5070 Ti(300W)が月約840円の試算です。
まず触ってから決めたい人へ:BTOを買う前にComfyUIをクラウドGPUで動かすと、必要なグレードを見極めやすくなります。始め方は ComfyUI完全入門ガイド、BTOメーカー選びは FRONTIERとサイコムの比較 が役立ちます。
今あるゲーミングPCは流用できる?
VRAMが12GB以上なら、SDXL中心の使い方は買い替えずに始められる可能性が高いです(RTX 3060 12GBでもちもろぐの実測で1枚15秒台)。大きいモデルまで使うなら16GBのGPUへの換装かBTOを考え、換装は電源容量と補助電源コネクタを先に確かめます。
まとめ:VRAMを基準に、価格は公式で確かめて選ぶ
AI画像生成PCはVRAM 16GBを基準に選び、価格は購入前に各社のカスタマイズ画面で総額を確かめるのが確実です(2026年10月4日は5060 Ti 16GBが約31万円〜・5070 Tiが約38万円〜・5090が約92万円〜)。
使いこなす土台には、Udemyの生成AI・Stable Diffusion講座でワークフローをまとめて学ぶのも近道です。

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