BlenderとZBrushの連携にはGoB(GitHub: JoseConseco/GoB)アドオンが手軽。ZBrush側のGoZでメッシュ・ポリペイント・UVなどをBlenderへ送れ、Blenderからも送り返せる。ZBrush 2026.1で送り返せない不具合が報告されていたが、GoB 4.2.4(2026年4月)のリリースノートに、ZBrush 2026.1.1のフォルダの変更への対応とある=まずGoBを最新版に更新する。
ZBrushのスカルプト力とBlenderのリギング・レンダリング力を組み合わせる橋渡しツールがGoZとGoBだ。GoBの公式のREADMEとGitHubの記録(2026年10月11日に確認)をもとに、インストール手順から2026年時点の不具合の対処まで解説する。
BlenderとZBrushを連携させるメリットは何か?
ZBrushで高精度スカルプト、Blenderでリトポ・リギング・レンダリング——この分業が3DCGクリエイターの定番ワークフローだ。
ZBrushは有機的な造形に強みを持つが、リギングや最終レンダリングはBlenderが得意だ。OBJで都度エクスポート・インポートするのは手間がかかりポリペイントも失われやすい。GoZはその問題を「ボタン1クリック」で解決する。GoZはZBrush組み込みのエクスポート機能、GoBはBlender側のアドオンで受け口と書き戻しを担う—両者を組み合わせて双方向連携が成立する。
GoB アドオンのインストール手順
GoBのGitHub(README)の手順は、ZIPをダウンロードしてBlenderの拡張機能として入れる形です(2026年10月11日に確認)。
GitHub「JoseConseco/GoB」のReleasesから、最新版の「Source code (zip)」をダウンロードする(2026年10月11日時点の最新は4.5.3・2026年9月16日)。
Blenderの 編集 ‣ プリファレンス ‣ Get Extensions を開き、以前の版のGoBが一覧にあれば、右のドロップダウンから「uninstall」で外す。
同じ画面の右上のドロップダウンから「install from disk」を選び、手順1のZIPを選ぶ。
編集 ‣ プリファレンス ‣ アドオン でGoBを開き、設定を確かめる。ZBrush 2026.1.1でGoZのフォルダの場所が変わり、GoB 4.2.4(2026年4月29日)で対応した。フォルダが見つからないときは場所を指定するよう求められる。
ZBrush → Blender への転送方法
Blenderの上部の情報パネルにある、GoBのImportアイコンで自動読み込みをオンにしておき、ZBrushのGoZで送る。1回だけ読み込むならManualアイコンを使う(README)。ポリペイントを表示するにはシェーダー設定が必要だ。
| 操作 | 転送内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| GoZボタン(1サブツール) | メッシュ・UV・ポリペイント | 現在アクティブなサブツールのみ |
| All GoZボタン | 全サブツール一括 | Blenderで別々のオブジェクトに展開 |
ポリペイントは色の属性として読み込まれる。Blenderで表示するには、マテリアルの「ベースカラー」に、読み込まれた色の属性を「カラー属性」ノード(または「属性」ノード)でつなぐ。属性の名前はオブジェクトデータプロパティの「カラー属性」で確かめる。
Blender → ZBrush への転送方法
Blenderで選択したメッシュのオブジェクトを、GoB経由でZBrushに送り返せる。
Blenderで対象のオブジェクトを選択し、上部の情報パネルにあるGoBのExportアイコンを押す(README)。GoB 4.5.2(2026年9月)では、Blenderで編集したメッシュを戻すときにZBrushのサブディビジョンのレベルを保つ修正が入った。リトポ済みのローポリをZBrushに戻してディテールを再投影する流れに便利だ。
よくある問題と解決法
よく出るのは、スケールのズレ・ZBrush 2026.1で送り返せない・ポリペイントが表示されないの3つだ。
スケールが狂う問題
外部から取り込んだモデルをGoZで転送するとサイズが大幅にズレる場合がある。ZBrushのZplugin ‣ Scale Masterの「ZBrush Scale Unify」は、公式の説明では、モデルの大きさを書き出しの倍率(Export Scale)に移して内部の大きさを2にそろえ、元の大きさを保つ機能だ(ZBrush公式のScale Master)。GoB側も4.5.0(2026年8月)で、手動・Blenderの単位・ZBrushの単位それぞれのスケールの扱いが直された=GoBを最新にし、プリファレンスのスケールの設定も確かめる。
ZBrush 2026.1でBlenderから送り返せない
ZBrush 2026.1以降でBlenderからZBrushへ送り返せない報告(GoBのissue #549ほか)があったが、GoB 4.2.4(2026年4月29日)のリリースノートに、ZBrush 2026.1.1のフォルダの変更への対応とある。まずGoBを最新版に更新する。それでも送れないときの回避策はOBJ:ZBrushの Tool パレット ‣ Export でOBJとして保存し、Blenderでインポートする。
ポリペイントがBlenderで表示されない
色の属性は読み込まれていても、シェーダーエディタでそれを「ベースカラー」につないでいないと表示されない。オブジェクトデータプロパティの「カラー属性」に属性があるかをまず確かめ、あればシェーダーの接続を見直す。
まとめ:GoZ連携でZBrush + Blenderのワークフローを最大化する
GoB/GoZを使えばZBrushとBlenderを1つのパイプラインとして扱える。スカルプト→リトポ→ベイク→テクスチャリングの流れがスムーズになる。ZBrush 2026.1で送り返せない件は、GoB 4.2.4にZBrush 2026.1.1のフォルダの変更への対応が入っている(リリースノート)ので、まず最新版にして試す。スケールはScale MasterとGoBの設定を確かめる(当サイトはZBrush 2026で試していない)。

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