DAIVを本体価格だけで比べると割高に見えることがあります。ただし3年間のセンドバック修理保証・24時間365日の電話サポート・パソコン本体の送料が最初から込みです(マウスコンピューター公式のサポート&サービス/送料無料はパソコン本体が対象で一部対象外あり)。BTOには保証の延長が有償だったり本体の配送料が別途かかる事業者もあるため、3〜4年使う前提だと総額の順位が入れ替わることがあります。比べるなら本体価格ではなく「買ったあとに追加で払う分」まで含めてください。
クリエイター向けBTOを探すと必ず候補に挙がるのがマウスコンピューターのDAIVです。ただ、比較サイトはたいてい本体価格とGPU型番だけを並べるので、「で、他とどう違うのか」が分かりません。
この記事では公開されている仕様・規定をもとに、他社と構造的に違う点と4つあるシリーズの選び分けを整理します。当サイトでDAIVの実機を検証したわけではないため、書いているのは公式に確認できる範囲の内容です。
DAIVは他社BTOと何が違う?
差が出るのはスペック表ではなく、購入後に発生するコストのほうです。
| 項目 | DAIV(マウスコンピューター) | BTO全般でよくある形 |
|---|---|---|
| 修理保証 | 3年(センドバック)が標準 | 標準は1年で、延長は有償のことがある |
| 電話サポート | 24時間365日 | 平日日中のみのことがある |
| 本体の配送料 | 無料(一部対象外あり) | 本体でも別途かかることがある |
| 保証の延長 | 最大5年まで(有償) | 事業者による |
3年保証は2022年12月に1年から無償でアップグレードされたもので、2026年4月23日発効の標準製品保証規定でも維持されています。「最大3年」ではなく「標準で3年」という点が、有償オプションで3年にする方式との違いです。
保証の延長料金は、本体価格に対する定率で設定されていることがあります。つまり高い構成ほど、あとから払う保証代も大きくなるということです。クリエイター向けの構成は本体価格が上がりやすいので、この差は無視できない規模になります。比較表を見るときは、保証・送料の欄まで開いて揃えてください。
DAIVのシリーズはどう選び分ける?
デスクトップは4系統あります。決め手は「置き場所」と「あとから足すかどうか」です。
| シリーズ | 形状・CPU | 向いている人 |
|---|---|---|
| KM | ミニタワー/Core・Ryzen | 省スペース優先。フルタワーの性能をできるだけ維持しつつ机を広く使いたい |
| FX | フルタワー/Core | 拡張性優先。大型GPUを2基、水冷ユニット2基、E-ATXマザーまで載る |
| FM | フルタワー/Ryzen | 拡張性を確保しつつAMD構成を選びたい |
| FW | ワークステーション/Xeon・Threadripper | 多コアが効く重い処理を業務で回す |
迷ったときの判断は単純です。設置場所に余裕がなければKM、将来GPUを増やしたり冷却を強化する前提があるならFX/FM。多コアのCPUが要る作業が明確でないなら、FWは過剰になります。
3DCG・生成AI用途ならどのシリーズ?
この用途で効くのはGPUとVRAMなので、決めるのは「そのGPUが載るケースかどうか」です。
3DCGのレンダリングも生成AIも、性能を決めるのは主にGPUです。そして重い構成ほど発熱と消費電力が上がるため、ケースの容積とエアフローがそのまま安定性に効きます。ミドルクラスのGPU1基で足りるならKMで十分ですが、上位GPUを積む・将来もう1基足す可能性があるなら、最初からFX/FMを選ぶほうが後悔しません。
どのGPUを選ぶかは用途で変わります。3DCGとローカルAIを両方回す想定ならRTX 5070 Tiの実機検証とBTO構成の選び方、生成AIのモデル別に必要なVRAMはAI画像生成のGPU/VRAM選びにまとめています。
まず現行ラインナップを見るなら
構成のカスタマイズは注文時にパーツ単位で指定します。GPU・電源・メモリを用途に合わせて組み替えられるので、ベースモデルの型番より「どこまで変更できるか」を見るほうが実用的です。
現行のラインナップと変更できる範囲はDAIV公式サイトで確認できます。
買う前に確認しておく3点は?
- 送料無料は「パソコン本体」が対象で、一部対象外の製品があります。周辺機器を同時に買う場合は購入前に条件を確認してください(保証・サポート・送料の条件はマウスコンピューター公式のサポート&サービスに記載)
- 標準の3年はセンドバック(送って直す)方式です。訪問修理や、より長い期間が必要なら有償の延長(最大5年)を検討することになります
- カスタマイズは注文時に行います。注文後に構成を変えられるわけではないので、電源容量やメモリは発注前に決め切ってください。GPUを将来増やす想定があるなら、電源とケースはその前提で選んでおくと安全です
💡 まとめ:比べる軸を「総額」に揃える
DAIVの特徴は、保証・サポート・送料という”買ったあと”の要素が最初から込みである点です。本体価格の一列だけで並べると、この差は表に出てきません。
シリーズは置き場所で決まると考えて構いません。省スペースならKM、拡張余地を残すならFX/FM。GPUの選定は用途で決めて、その前後で「そのGPUが余裕を持って収まるケースか」を確認する順番が失敗しにくいです。
他社を含めた横並びの比較はFRONTIERとSycomはどっちが良い?BTOショップ比較、予算から逆算したい場合は予算別クリエイター/ゲーミングBTO PCおすすめ構成が参考になります。

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