Google AntigravityはGeminiを中心にしたエージェントで開発を進める「Agent-First」のツール(2026年10月時点はAntigravity 2.0・CLI・IDEの拡張がある)。コードを書くのではなくAIエージェントを指揮する「アーキテクト」として開発できます。まずインストールしてToDoアプリを作らせてみれば、その衝撃を体感できるはずです。
【Google Antigravity】AIが同時にコードを書く!新世代IDEのローカル導入|使い方完全ガイド
「AIがコードを書くのを手伝ってくれる(Copilot)」時代から、「AIが主体となって開発を進める(Agent-First)」時代への転換点となるツールです。今回は、この革新的なツールをローカル環境に導入し、実際にアプリを作らせてみるまでの全手順を、Tech Otaku Labが徹底解説します。
- GitHub CopilotやCursorとの決定的な違い
- 推奨PCスペックと動作環境
- インストールから初回プロジェクト作成までの手順
- セキュリティ設定とトラブルシューティング
- 指示だけでアプリを作らせるプロンプト例
1. Google Antigravityとは?Geminiを頭脳にした「自律型」の開発ツール
Google Antigravityは、単なるテキストエディタではありません。Geminiのモデルを頭脳に持ち、開発者の指示に従って自律的に計画・実行・修正を行う「エージェントマネージャー」です。2026年10月時点の公式のモデル一覧は、Gemini 3.8 Flash・3.7 Flash・3.6 Flash・3.1 Pro(全プラン)、Claude Sonnet 5.5・Opus 5.5(Google AI Pro・Ultra など)で、Claude Sonnet 4.6・Opus 4.6とGPT-OSS-120bは2026年11月2日に終了予定です。使えるモデルはプランで変わります。
VS Codeベースだが中身は別物
見た目は使い慣れたVS Codeに似ていますが、その設計思想は根本的に異なります。従来のIDEが「人間がコードを書くためのツール」だったのに対し、Antigravityは「人間がAIエージェントを指揮するためのコックピット」です。
開発者の役割は「タイピスト」から、成果物をレビューし意思決定を行う「アーキテクト」へとシフトします。
既存ツールとの比較:何が違うのか?
| 機能 | GitHub Copilot | Cursor | Google Antigravity |
|---|---|---|---|
| 基本的な役割 | コード補完 アシスタント |
AI統合 エディタ |
自律型 エージェント |
| AIの動作 | 人間が書く AIが提案 |
人間が指示 AIが実装 |
AIが計画・実行 人間が承認 |
| ファイル操作 | 不可 | 一部可能 | 完全自動 (承認制) |
| エラー対応 | 人間が修正 | AIが提案 人間が適用 |
AIが自己修復 |
| 月額料金 | $10〜 | $20〜 | 個人は$0から(上限つき) |
2. 必要なPCスペックは?公式の動作要件
| OS | 公式の要件(2026年10月時点) |
|---|---|
| macOS | macOS 12(Monterey)以降 |
| Windows | Windows 10(64bit)以降・x64とARM64の版がある |
| Linux | glibc 2.28以上・glibcxx 3.4.25以上(Ubuntu 20・Debian 10・Fedora 36・RHEL 8 など) |
公式の要件はOSの条件だけで、メモリやCPUの数字はありません。エージェントのモデルはクラウドで動くので、手元のPCに求められるのは、エディタ・ブラウザ・ビルドを同時に動かせることです。さらにローカルAI(FLUXやWan)も併用するなら、GPU搭載のBTOパソコンが候補になります。
Antigravity+ローカルAI開発に最適なBTOパソコン3選
セールで選ぶなら:FRONTIER
期間限定のセールで価格が動きます。2026年10月4日の初期構成の価格で、RTX 5070搭載の最安は404,800円でした。商品ページに出荷日の目安が出ます。
カスタマイズ派:サイコム
メモリやSSDの容量をパーツ単位で選べ、オプションパーツにはメーカー・型番が明記されています(公式)。2026年10月4日の公式の価格で、RTX 5070搭載の最安は322,900円(最も安い土台・梱包発送料別)でした。
デザイン重視:OZ GAMING
見た目のデザインを重視したモデルをそろえるブランドです。保証・納期・サポートの公式の記載は、OZ GAMINGの記事にまとめています。
💡 選び方: Antigravityの公式の要件はOSの条件だけなので、GPUはローカルAIで何を動かすかで決めます。価格は構成とセールで大きく変わるので、同じ構成にして見積もって比べてください。詳しい比較はFRONTIERとSycomの比較【2026年版】をご覧ください。
3. 【図解】Google Antigravityのインストールと初期設定
公式サイト(antigravity.google/download)にアクセスし、OSに合ったインストーラーをダウンロードします。
インストール中に「Keep Both」か「Replace」かを聞かれたら、Replace を選びます(公式)。
初回起動時に、個人のGoogleアカウント(または Business account で Gemini Enterprise)でサインインします。個人のアカウントは対象の国・地域(日本を含む)で使え、18歳未満は使えません(公式)。
4. 指示の書き方:天気予報アプリを作らせるプロンプト例
Pythonとflaskを使って、シンプルな天気予報アプリを作ってください。 ユーザーが都市名を入力すると、その都市の現在の天気を表示するようにしたいです。 OpenMeteoの無料APIを使用してください。 CSSでモダンなデザインにして、レスポンシブ対応もお願いします。
5. 安全に使うためのセキュリティ設定
macOSとLinuxの版は、2026年10月時点で新しい権限の仕組みになっています(Windowsは以前の設定のまま=公式)。
| 機能 | 説明(公式) |
|---|---|
| 権限のプリセット | Default=ターミナルのコマンドはサンドボックスの中なら確認なしで実行し、外で動かすときは承認を求める/Request Review=サンドボックスを切り、コマンドは毎回承認/Turbo=確認なし・制限なし。Settings > General > Permission Settings で選び、プロジェクトごとに変えられる。 |
| Deny/Ask/Allow のルール | 操作ごとに「禁止」「確認」「許可」を決める。ぶつかったときは Deny > Ask > Allow の順で優先。 |
| ターミナルのサンドボックス | エージェントのコマンドをOSの仕組みで隔離する。~/.ssh や .env などは読めない。macOSとLinuxでは既定で有効(Windowsは以前の設定の「Enable Sandbox Mode」)。 |
6. よくあるトラブルと対処法(FAQ)
Q1. サインインできない
A. 公式のFAQは、Google Workspaceのアカウントで問題が出る場合は個人の @gmail.com のアカウントを試すよう案内しています。18歳未満のアカウントは使えません。
Q2. 生成されたコードが動かない
A. エラーメッセージをそのままAgent Managerに貼り付けて「このエラーを修正してください」と指示してください。
Q3. 無料版の制限は?
A. 2026年10月時点は一般提供(GA)で、個人は$0のプランから使えます。利用量の上限は、Google AI ProやUltraでない場合は週ごとに回復する枠と週の上限、Proは5時間ごとに回復する枠(週の上限まで)、Ultraは最も多い枠です(公式の「Plans and AI credits」)。「月◯回まで」という固定の回数ではなく、エージェントにさせた作業の重さで消費されます。
7. まとめ:エンジニアは「タイピスト」から卒業しよう
- ✅ 学習効率: 生成されたコードを読むことで、新しい技術を学べる
2026年10月時点は一般提供で、個人は$0のプランから試せます。この新しい「重力(Gravity)」を体験しない手はありません。まずはインストールして、その衝撃を体感してみてください。
PCスペックに不安がある方へ: Antigravityの公式の要件はOSの条件だけで、メモリなどの数字はありません。ローカルAI環境も構築したいなら、VRAMの多いGPUを積んだPCが要ります。詳しくはローカル生成AI環境構築ガイドをご覧ください。

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