Google Colab ProでA100 GPUを使いたいのに「選択肢に出ない」「取得できない」で困っていませんか?本記事ではA100を使う手順と取れないときの対処・Compute Unit消費量の目安・他社クラウドGPUとのコスト比較を一気に解説します。
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Colab無料版・Pro・Pro+の違いを表で比較
A100を優先して使いたいならColab Pro+です。有料のプランは可用性とユニットの残量に応じてプレミアムGPUを使えますが、プレミアムGPUへのアップグレードを優先して受けられるのはPro+です(公式・ただし割り当ては保証されません)。
| プラン | 月額 | Compute Unit | 利用可能GPU | バックグラウンド実行 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | なし | T4(運次第) | 不可 |
| Pro | 1,179円 | 100 CU | より速いGPU(プレミアムGPUは可用性と残量しだい) | 不可 |
| Pro+ | 5,767円 | 600 CU(Proの100に500を追加) | プレミアムGPUへのアップグレードを優先 | 可 |
※ 料金と毎月のユニット数は、2026年10月12日に申し込みの画面(日本円の表示)で確かめた値です。Pro+の600は「毎月500単位が追加され、合計600」という表示です。ユニットの有効期限は90日。下の表の2024年10月の消費量(A100で10.59 CU/時)で計算すると、A100の1時間はPro+の単価(5,767円÷600)で約102円、都度払い(100単位1,179円)で約125円です(ユニットを使い切った場合の計算)。
A100 GPUをColabで使う手順(ステップバイステップ)
Step 1|Colab Pro+に登録する
Google Colab(colab.google)にアクセスし「サブスクリプション」からPro+を選択して購入します。料金と毎月付与されるコンピューティング ユニットの数は、申し込みの画面で確かめてください(2026年10月12日の画面ではPro+は月額5,767円・毎月600単位。この記事のCU消費の表は2024年10月に他者が計測した値です)。
Step 2|ランタイムでA100を選択する
ノートブック上部の「ランタイム」→「ランタイムのタイプを変更」→ハードウェアアクセラレータで「A100 GPU」を選択します。
Step 3|A100が割り当てられたか確認する
セルで以下を実行してGPU名を確認します。
!nvidia-smi | grep "A100"
「A100-SXM4-40GB」または「A100 80GB」と表示されればOKです。
Step 4|A100が取得できない時の対処法
A100はリソースが混雑すると割り当てられないことがあります(公式のFAQも、リソースは保証されないとしています)。セッションを切って再接続するか、時間をおいて試してください。
Compute Unit消費量と実コストを計算する
消費量はGPUと時期で変わります。下の表の値は、VAR/LOG/INFOが2024年10月1日にColab Proで計測したものです(当サイトの計測ではありません)。今の値はColabの画面で確かめてください。
| GPU | CU消費(/時) | 費用の目安(/時) | VRAM |
|---|---|---|---|
| Tesla T4 | 1.58 CU/h | 約19円/h | 15GB |
| L4 | 3.00 CU/h | 約35円/h | 22GB |
| A100 | 10.59 CU/h | 約125円/h | 40GB |
費用の目安は、都度払いの単価(100単位1,179円=1単位約11.8円)に上の消費量を掛けた値です(当サイトの計算)。Pro+の単価(5,767円÷600)なら約2割安くなります。
2024年10月の値(A100で10.59 CU/時)で計算すると、Pro+の600 CUは約56時間でなくなります(600 ÷ 10.59 ≈ 56.6時間)。Llama-3 8Bモデルの1エポックQLoRAファインチューニングが約2〜4時間かかることを考えると、月あたり10〜20回の学習実験が可能な計算です。
Colab A100と他社クラウドGPUの価格比較
2026年10月15日に各社の公式の料金ページで確かめたA100の時間単価です(ドル建ては税別)。Colabは上の表の消費量から計算した値です。
| サービス | GPU | 時間単価 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Colab Pro+ | A100 40GB | 約102〜125円/h(計算) | Jupyter環境・Driveと連携。A100の割り当ては保証されない |
| RunPod | A100 80GB | $1.19〜$1.39/h(Community Cloud)・$1.79/h(Secure Cloud) | 同じGPUでも区分で単価が違う |
| Lambda | A100 40GB | $1.99/h(1GPU) | 1GPUから借りられる |
| Vast.ai | A100 80GB | $0.45/h〜(中央値$0.60〜$0.93/h) | 出品ごとの市場価格で、時期と出品で変わる |
円にすると(1ドル158円=2026年10月14日の欧州中央銀行の参照レートで計算)、RunPodのCommunity Cloudは約188〜220円/h、Lambdaは約314円/h、Vast.aiの中央値は約95〜147円/hです。
単位の単価で計算すると、ColabのA100はRunPodやLambdaの時間単価より安くなります。ただしColabはA100が割り当てられる保証がなく(公式FAQ)、600 CU(約56時間)を使い切ると追加の購入が要ります。決まった時間を確実に回したい長い学習は、時間で借りるクラウドGPUのほうが計画を立てやすい、という使い分けになります。Vast.aiはColabより安い出品もありますが、出品ごとに条件と価格が違います。
ローカルGPU環境でのAI実行との比較はRTX 5070 Ti搭載BTOの選び方も参考になります。
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実践:QLoRAでLLMをファインチューニングする
A100 40GBのVRAMを活かすにはQLoRA(量子化+LoRA)が最も効率的です。必要なライブラリをインストールするコマンドは以下の通りです。
!pip install transformers peft accelerate bitsandbytes datasets
QLoRAは4bit量子化でモデルをロードし、少数のLoRAパラメータだけを学習します。Llama-3 8Bは4bitで約8GB程度に収まり、A100 40GBのVRAMをバッチサイズ増大に有効活用できます。
チェックポイントはGoogle Driveに保存するとセッション切断後も継続可能です。
from google.colab import drive
drive.mount('/content/drive')
model.save_pretrained('/content/drive/MyDrive/lora_checkpoint')
ローカル環境で回す場合のPCの構成と公式の価格はローカルAI画像生成のおすすめBTO PC構成が参考になります。
まとめ:A100を賢く使うコスト最適化戦略
- A100を優先して使いたいならColab Pro+(月額5,767円・毎月600単位)
- A100消費は10.59 CU/h(2024年10月の他者の計測)→ 600 CUで約56時間
- 短時間の実験・プロトタイプ → Colab(Drive連携が便利)
- 時間を確実に確保したい長い学習 → 時間で借りるクラウドGPU(1時間あたりはColabの計算より高いことが多い)
- LLMファインチューニングはQLoRA + Drive保存がマスト
よくある質問(FAQ)
A100はリソース混雑時に取得できないことがあります。セッションを切って再接続するか、時間をおいて試してください(公式のFAQも、リソースは保証されないとしています)。Pro(月額1,179円)でも可用性とユニットの残量に応じてプレミアムGPUを使えますが、アップグレードを優先して受けられるのはPro+です(公式・ただし割り当ては保証されません)。
2024年10月に他者が計測した値(A100で10.59 CU/時間)で計算すると、600 CU ÷ 10.59 ≈ 56.6時間です。今の消費量はColabの画面で確かめてください。追加のCompute UnitはPay As You Goで購入できます(2026年10月の申し込みの画面で100単位1,179円・500単位5,767円。ユニットの有効期限は90日)。
2026年10月15日の各社公式の料金で1時間あたりを比べると、ColabのA100(単位の単価から計算して約102〜125円)は、RunPod(Community Cloudで$1.19〜$1.39=1ドル158円なら約188〜220円)より安くなります。Vast.aiは出品によってはColabより安いものもあります($0.45/h〜)。ただしColabはA100の割り当てが保証されず、単位を使い切ると追加の購入が要ります。決まった時間を確実に回したい長い学習は、時間で借りるサービスのほうが計画を立てやすくなります。
QLoRAは4bit量子化でモデルをロードするため、Llama-3 8B程度のモデルをA100 40GBのVRAM内に余裕を持って収められます。フルファインチューニングに比べてVRAM使用量を80%以上削減しつつ、精度への影響は最小限に抑えられます。
A100セッションを開いたまま放置するとアイドル状態でもCUが消費されます。使わない時間はセッションを切断するか、Pro+のバックグラウンド実行を活用して学習中のみGPUを占有するよう設計すると消費を最小化できます。

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