結論、Wan 2.2はComfyUIにネイティブ対応し、面倒なプラグイン導入なしで最新の動画生成が始められるようになりました。MoE構成で品質・動きの一貫性が向上し、高品質な14Bモデルのほか、ComfyUIの公式ドキュメントでVRAM 8GBに収まるとされる軽量な5Bモデルも用意されています。Wan 2.1から乗り換える価値は十分です。
オープンソース動画生成の主力Wan 2.2が、ComfyUIのネイティブノードとして統合されました。以前は外部プラグインの導入が必要でしたが、今は本体標準ノードで安定して動きます。本記事では、Wan 2.1からの進化点、必要スペック、ComfyUIでの導入手順を解説します。旧バージョンの手動構築手順はWan 2.1でアニメ風動画を生成する方法をどうぞ。
Wan 2.2とは?Wan 2.1からの進化点
Wan 2.2はアリババのTongyiチームが公開したオープンソース動画生成モデルです。最大の特徴はMoE(Mixture-of-Experts)構成を採用し、推論コストを大きく増やさずに品質を高めた点。Wan 2.1と比べて動きの一貫性・モーション品質・画像から動画(I2V)の忠実度が向上しています。
そしてもう一つ大きいのがComfyUIのネイティブ対応。WanVideo系ノードが本体に統合され、外部依存なしでアップデートに追従できるようになりました。導入と保守が格段に楽になっています。ComfyUI自体の使い方はComfyUIの使い方完全入門で確認できます。
Wan 2.2を動かす必要スペック
| モデル | VRAM(公式の記載) | 用途 |
|---|---|---|
| Wan 2.2 14B(高品質) | 公式の推論コードは80GB以上/ComfyUIでの必要量は記載なし | 高解像度・長尺の本格生成 |
| Wan 2.2 5B(軽量) | ComfyUIの退避機能で8GB(公式の推論コードは24GB以上) | 短尺・お試し・低VRAM環境 |
公式の数字は2つあります。Wan 2.2 の公式リポジトリ(README)では、モデルの退避と型の変換を使った1枚のGPUで14Bが80GB以上、5Bが24GB以上(例:RTX 4090)。ComfyUI の公式ドキュメントでは、5BがComfyUIの退避機能でVRAM 8GBに収まるとされています(どちらも2026年10月6日に確認)。ComfyUIで14Bを動かすのに要るVRAMは公式に示されておらず、当サイトでも測っていません。まず試すなら5Bモデルから入るのが確実です。動画向けのGPU選びはローカルAI動画のGPU/VRAM選びで詳しく解説しています。
ComfyUIでのWan 2.2導入手順
ネイティブのWanノードは本体更新で追従します。ComfyUI本体とComfyUI-Managerを最新化してから始めましょう。
メニューの Workflow → Browse Templates → Video から「Wan 2.2」系のテンプレートを選択します。
拡散モデル本体(14Bまたは軽量5B)、テキストエンコーダ、VAEを所定フォルダへ配置。ファイル名や配置場所を1つ間違えるとエラーになるため丁寧に。
VRAM不足でクラッシュするときは
14Bから軽量な5Bモデルへ切り替える、解像度・フレーム数を下げる、量子化(fp8)版を使う、の3つが基本対処です。CUDA out of memoryの解決方法も参照してください。
Wan 2.2を快適に動かすPC環境
動画生成はVRAM・電源・冷却の要求が高く、安定運用にはBTOが安心です。14Bモデルは公式の推論コードで80GB以上とされるほど重く、ComfyUIで動かす場合もVRAMが大きいほど解像度や長さに余裕が出ます。
「GPUを買う前に試したい」なら、まずは画像生成でComfyUIに慣れておくのもおすすめです。ConoHa AI Canvasなら環境構築もGPUも不要でブラウザから始められます。
まとめ:Wan 2.2はネイティブ対応で導入が楽になった
- Wan 2.2はComfyUIネイティブ対応でプラグイン不要に
- MoE構成で動き・品質・I2V忠実度が向上
- 軽量5BはComfyUIの退避機能でVRAM 8GB(公式ドキュメント)、14Bは公式の推論コードで80GB以上
- 導入はテンプレート読み込み+モデル配置が基本
- VRAM不足は5Bモデル・低解像度・量子化で対処

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