【2026年版】Substance Painterの自動UV展開にハードサーフェスモード追加|デフォルトとの違いと設定項目

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substance painter hard surface auto unwrap 2026
🎨 3DCG専門スクール在学中(2026年9月卒業予定)
🖌️ Substance 3D Painter 12.1.3 同梱リソースを実機で読み出し
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Substance 3D Painter 12.1 の自動UV展開に「ハードサーフェス」モードが増えた。機械やメカのようなカクカクしたモデルで、UVアイランドがまっすぐ揃うようになる。ただし引き換えに「シームの数が多くなりがち」とアプリ内の説明文が断っている。このトレードオフは公式のリリースノートと自動UV展開のドキュメントには見当たらず(当研究所が読んだのはこの2ページ)、アプリ内の説明文にだけ書かれていた。当研究所は展開結果を実測していないので、以下は出典の記述をそのまま示す。

目次

ハードサーフェスモードは何が違う?

アイランドをまっすぐ揃えることを優先する。既定モードは逆にシームの数を減らすことを優先する。

アプリ内の説明文(日本語UI)はこう書かれている。

デフォルト」ではシームの数が最小限に抑えられ、オーガニックサーフェスに最適です。
ハードサーフェス」ではトライプラナー方式が用いられ、ハードサーフェスモデルで直線的なアイランドが優先されますが、シームの数が多くなりがちです

公式リリースノートは「ハードサーフェスアセット向けに調整された新しい自動展開モード」「UVの歪みを最小化し、直交方向に揃ったUVレイアウトを生成するので、メカニカルなメッシュに適している」とだけ書いている。シームが増えるという代償に触れているのはツールチップのほうだけだ。

デフォルト ハードサーフェス
方式 シーム最小化 トライプラナー
向いている形 オーガニック(有機的な形) 機械・箱もの
アイランド 数を減らす 直線的に揃える
シーム 少ない 増えがち

どこで設定する?

公式が挙げている契機は2つ。新規プロジェクトを作るときと、既存プロジェクトにメッシュを再読み込みするときだ。

公式の記述は「新規プロジェクトを作成するとき、または既存プロジェクトへメッシュを再読み込みするときに『自動ラップ解除』設定にチェックを入れる」。展開だけを単独でやり直す方法は、当研究所が読んだ範囲の公式ドキュメントには書かれていない。有効にすると「読み込まれたメッシュ上で見つからない UV が生成されます」。モードの切り替えは、その隣の「自動ラップ解除オプション」ボタンの中にある。

日本語UIに「UV展開」という言葉は出てこない

項目名は「自動ラップ解除」。英語の Unwrap をそのまま訳した形だ。日本語の翻訳リソース6ファイル(原文と訳文6,554組)を検索したが、訳文に「UV展開」は0件だった(同じ検索で「ラップ解除」13件・「UV」118件・「シーム」14件がヒットするので、検索側は生きている)。

英語UI 日本語UI
Auto-unwrap 自動ラップ解除
Auto-unwrap options 自動ラップ解除オプション
Unwrap mode ラップ解除モード
Hard-surface ハードサーフェス
Create fewer seams シームを減らす
UV seams UV シーム

訳語が揺れている。同じ翻訳リソースの中に Hard-surface→「ハードサーフェス」と、Hard surfaceHard Surfaces→「硬いサーフェス」が両方入っている。画面によって呼び名が変わる可能性があるので、英語UIの語で覚えておくほうが事故が少ない

Substance 3D のプラン内容を公式で確認する※ ハードサーフェスモードは 12.1 以降。11系ではモードの選択自体がありません

「シームを減らす」が選べないのはなぜ?

アプリ内の説明文が理由を明示している。「ラップ解除モード」が「デフォルト」のときだけ使えるオプションだからだ。

ハードサーフェスモードはそもそも直線アイランドを優先する方式なので、シームを減らす方向の調整と噛み合わない。モードを切り替えた瞬間にこの項目が死ぬことを知らないと、設定が壊れたように見える。

自動ラップ解除オプションの中身は?

公式ドキュメントに載っている項目と既定値はこうなっている。

項目 既定 内容
Seams Generate missing data シームを持たないメッシュにだけ生成するか、全部作り直すか
UV Islands Generate missing data UVを持たないメッシュだけ展開するか、全メッシュか
Packing Generate missing data アイランドの配置をやり直す範囲
Margin Size Small(0.2%) アイランド同士の間隔。無し/0.5%/1% も選べる
UV Island Orientation Unconstrained 向きを拘束しない/3Dメッシュに合わせる
Avoid Elongated UV Islands 細長すぎるアイランドを分割してテクスチャ面積を稼ぐ

「Generate missing data(無いものだけ作る)」が既定なので、すでにUVを持っているメッシュには手を出さない。全部やり直したいときだけ「Recompute all」に変える。

うまく展開されないときは?

公式が明記している限界が3つある。

  • ハイポリメッシュは処理に相当な時間がかかる
  • まれに一部のメッシュパーツで生成に失敗することがある
  • 縮退した面や三角形以外の面はうまく展開されないことがある

3つ目が実務で一番効く。Nゴンや潰れた面が残っているとそこだけ崩れるので、読み込む前にモデリング側で面を整理するほうが早い(Maya連携で詰まる箇所)。

手動UV展開はもう要らない?

仕上げまで自動に任せる話ではない。「UVが無いものを動かせる状態にする」ための機能だ。

自動展開はシームの位置を意図で選べない。継ぎ目が見える箇所を制御したいなら手で切る。逆にUVが無いまま渡ってきたアセットを、とりあえず塗れる状態にする用途では強い。

UVが重なっているとベイクが崩れる。自動展開で作ったUVでも、重なりの検査は別途必要になる(UV island overlapエラーの直し方)。

実機で確認した範囲:検証機に入っているのは 12.1.3(実行ファイルのバージョン情報と Creative Cloud のインストーラ記録 12.1.3.5709 の2信号)。モードの説明文・訳語・「デフォルトのときだけ使える」の条件文は、同梱 resources/translation/translation_ja.qm(Qt のコンパイル済み翻訳)を自作パーサで開き、原文と訳文の対を取り出したうえで unwrap / seam / hard.?surface で絞ったもの。この形式は UTF-16BE なので grepstrings では取り出せない(試すと0件が返るが、それは中身が無いという意味ではない)。「UV展開」0件の検索も同じパーサで、日本語の .qm 6ファイル全体を対象にしている。
また、同梱の新機能パネル resources/whatsnew_panel/readme*.md 9言語ぶんの見出し(# 行)を数えると、英語版だけが4項目・日本語を含む他8言語は3項目で、欠けているのはどの言語でも Hard-surface Auto Unwrap だった。
Painter は 12.1.3 になってから一度も起動していないため、展開結果・処理時間・画面の並びは確認していない。オプション項目と既定値は Adobe 公式ドキュメントの記載による。

よくある質問

日本語UIで「自動UV展開」が見つかりません
「自動ラップ解除」という項目名です。英語の Auto-unwrap をそのまま訳した形で、「UV展開」という語は使われていません。モードの切り替えは隣の「自動ラップ解除オプション」ボタンの中にあります。
ハードサーフェスモードにしたらシームが増えました
仕様です。アプリ内の説明文に「直線的なアイランドが優先されますが、シームの数が多くなりがちです」と明記されています。シームを減らしたい場合はデフォルトモードを使ってください。
既存プロジェクトのUVをあとから展開し直せますか
メッシュを再読み込みするタイミングで設定します。公式は「新規プロジェクト作成時、または既存プロジェクトへのメッシュ再読み込み時」と書いています。単独で展開だけやり直すメニューではありません。
一部のパーツだけ展開が崩れます
公式が限界として挙げているのは、縮退した面や三角形以外の面がうまく展開されない場合があること、まれに一部パーツで生成に失敗することです。読み込む前にモデリング側で面を整理するのが確実です。

まとめ:形で選ぶ2モード

  • デフォルト=シーム最小化。オーガニックな形向け
  • ハードサーフェス=トライプラナーで直線アイランド優先。メカ向け。ただしシームは増えがち
  • 設定するのは新規作成時かメッシュ再読み込み時
  • 日本語UIの項目名は「自動ラップ解除」。「UV展開」では見つからない
  • 「シームを減らす」はデフォルトモード専用

12.1 のベイクまわりの新機能もあわせて確認しておくと、UV作成からベイクまでの往復が短くなる(自動リベイクの使い方OpenPBR既定化で変わること)。

Substance 3D の最新プランを公式で確認する※ ハードサーフェス自動UV展開・OpenPBR・自動リベイクは 12.1 以降の機能です
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この記事を書いた人

ITインフラエンジニア歴12年。クラウド(AWSがメイン、一部Azure)の実務は3年目。並行して社会人向けの3DCGスクールに在学中。Windows 11 + RTX 4070 Ti SUPER の自宅環境で実際に手を動かしながら、インフラ・クラウド・AI・3DCGの技術記事を書いています。

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