BlenderとZBrushの連携にはGoB(GitHub: JoseConseco/GoB)アドオンが最も手軽。ZBrush側でGoZボタンを押すだけでメッシュ・ポリペイント・UVをワンクリック転送できる。ただしZBrush 2026.1では書き戻し側にバグあり—対処法も本記事で解説する。
ZBrushのスカルプト力とBlenderのリギング・レンダリング力を組み合わせる橋渡しツールがGoZとGoBだ。3DCGスクールでの実践経験をもとにインストール手順から2026年時点のバグ対処まで解説する。
BlenderとZBrushを連携させるメリットは何か?
ZBrushで高精度スカルプト、Blenderでリトポ・リギング・レンダリング——この分業が3DCGクリエイターの定番ワークフローだ。
ZBrushは有機的な造形に強みを持つが、リギングや最終レンダリングはBlenderが得意だ。OBJで都度エクスポート・インポートするのは手間がかかりポリペイントも失われやすい。GoZはその問題を「ボタン1クリック」で解決する。GoZはZBrush組み込みのエクスポート機能、GoBはBlender側のアドオンで受け口と書き戻しを担う—両者を組み合わせて双方向連携が成立する。
GoB アドオンのインストール手順
GitHub から ZIP をダウンロードして4ステップで設定完了。所要時間は10分程度だ。
GitHub「JoseConseco/GoB」のReleasesから最新版ZIPをダウンロードする。
ZIPを展開し、`Blender` フォルダを `C:\Users\Public\Pixologic\GoZApps\` にコピーする(Macは `~/Library/Application Support/Pixologic/GoZApps/`)。
Blender → 編集 → 環境設定 → アドオン → 「GoZ」で検索 → チェックをONにする。
ZBrush → 環境設定 → GoZ → Blender.exeのフルパスを指定して再起動。
ZBrush → Blender への転送方法
ZBrushのGoZボタンを押してBlenderのImportボタンを押すだけ。ポリペイントを表示するにはシェーダー設定が必要だ。
| 操作 | 転送内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| GoZボタン(1サブツール) | メッシュ・UV・ポリペイント | 現在アクティブなサブツールのみ |
| All GoZボタン | 全サブツール一括 | Blenderで別々のオブジェクトに展開 |
ポリペイントをBlenderで表示するには、マテリアルの「ベースカラー」に「属性→頂点カラー」ノードを接続する。GoZ後に最初に設定しておくと忘れなくて済む。
Blender → ZBrush への転送方法
Blenderで選択したオブジェクトをGoB経由でZBrushに送り返せる。サブツール名はBlenderのオブジェクト名と一致する。
Blenderで対象オブジェクトを選択し、サイドパネル(Nキー)の「GoB」タブから「Export」を押す。ZBrushが起動済みであれば同名サブツールに上書き、なければ新規サブツールとして追加される。リトポ済みのローポリをZBrushに戻してテクスチャを再投影するフローに特に便利だ。
よくある問題と解決法
スケールのズレ・ZBrush 2026.1のバグ・ポリペイント非表示の3つが最頻出の問題だ。
スケールが狂う問題
外部から取り込んだモデルをGoZで転送するとサイズが大幅にズレる場合がある。ZBrushでScale Master → 「ZBrushスケールにユニファイ」を実行してからGoZを使うと解消される。
ZBrush 2026.1でインポートが失敗する
ZBrush 2026.1ではGoB書き戻し側にバグがある(ZBrushCentral報告済み・2026年5月時点未修正)。回避策はOBJエクスポート:ZBrush → エクスポート → OBJ → Blenderでインポート。
ポリペイントがBlenderで表示されない
シェーダーエディタで「ベースカラー」→「頂点カラー属性」を接続していない場合に起こる。転送自体は成功しているのでシェーダー設定だけで解消できる。
まとめ:GoZ連携でZBrush + Blenderのワークフローを最大化する
GoB/GoZを使えばZBrushとBlenderを1つのパイプラインとして扱える。スカルプト→リトポ→ベイク→テクスチャリングの流れがスムーズになる。ZBrush 2026.1のバグはOBJフォールバックで対処し、Scale Masterをセットで覚えておけば実務でも困らない。

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