速度で選ぶなら、海外サーバーの生スループット・大容量通信はNordVPN(NordLynxが独立系テストで最速級)、国内宛の低Ping・国産の安定重視はMillenVPN(東京サーバーで実用十分な速度)が結論です。どちらもWireGuard系プロトコルで4K視聴には余裕があるため、「どこへ・何をするか」の用途で選ぶのが失敗しないコツです。
「VPNを使うと遅くなる」というイメージは、プロトコルとサーバー選び次第でかなり解消できます。この記事では速度に絞って、NordVPNとMillenVPNを公表されている独立系の速度テストデータをもとに比較します。価格や機能まで含めた総合比較はNordVPN vs MillenVPN徹底比較、用途別の選び方はVPNの選び方ガイドも参照してください。
VPNの速度は何で決まる?
速度を左右するのは主にプロトコル・サーバーとの距離・混雑・元回線の4要因です。中でもプロトコルの影響が大きく、ここを外すと体感が大きく変わります。
| 要因 | 速度への影響 |
|---|---|
| プロトコル | WireGuard系はOpenVPN比で約57%高速。まず選ぶべき |
| サーバーとの距離 | 近いほど高速・低Ping。遠距離ほど低下する |
| サーバーの混雑 | 混雑時間帯や人気サーバーでは速度が落ちる |
| 元回線の速度 | VPNは元回線の一定割合。暗号化で10〜20%程度のオーバーヘッド |
つまり「速いVPN」を選んだうえで、WireGuard系プロトコル・近いサーバー・空いている時間帯を選べば、体感速度はかなり底上げできます。プロトコルの詳しい違いはWireGuard vs OpenVPN比較にまとめています。
NordVPNとMillenVPNの速度データは?
独立系テストの公表値では、NordVPNのNordLynxが730〜817Mbps級、MillenVPNは東京サーバーで312Mbps級(いずれも光回線)。生の最大スループットではNordVPNが一歩リードします。
| VPN | 主なプロトコル | 公表速度テスト例(下り) | 速度面の特徴 |
|---|---|---|---|
| NordVPN | NordLynx(WireGuard系) | 約730〜817Mbps(1Gbps回線) | 海外含む生スループットが最速級 |
| MillenVPN | WireGuard/Native | 約312Mbps(東京サーバー) | 国産・国内サーバーで低Ping |
※これらは各社を別々の環境で測った公表値であり、統一条件での直接対決ではありません。回線・時間帯・サーバー負荷で数値は大きく変動するため、順位ではなく「オーダー感」として捉えてください。なお4K視聴の目安は25Mbps以上なので、どちらも日常用途では十分な速度です。
用途別に速度で選ぶならどっち?
生の速度と国内低Pingはトレードオフになりがち。「海外サーバーで大容量」ならNordVPN、「国内宛で低Ping・国産の安心」ならMillenVPNが素直な選び方です。
海外サーバー・大容量通信ならNordVPN
海外の動画配信や大きなファイルのやり取りなど、生のスループットが効く用途ではNordVPNが有利です。NordLynxは独立系テストでVPN最速級(1Gbps回線で700Mbps超)を記録し、世界中にサーバーがあるため遠距離でも速度を保ちやすいのが強み。海外からのアクセスやゲームの海外サーバー接続とも相性が良好です。
国内利用・低Ping・国産の安心ならMillenVPN
逆に、国内サイトへのアクセスや国内サーバーでの低Pingを重視するならMillenVPNが向きます。日本の事業者で東京サーバーが充実しており、国内宛の通信は遅延が小さいのが利点。WireGuardで312Mbps級の実測もあり、4K視聴や在宅ワークには余裕です。日本語サポートや固定IPプランなど、国産ならではの安心感も見逃せません。
速度を最大化する設定のコツは?
どちらを選んでも、プロトコル・サーバー・接続方法を最適化すれば体感はさらに速くなります。まず試すべきは4つです。
①プロトコルはWireGuard系(NordLynx等)を選ぶ、②接続先は物理的に近いサーバーにする、③可能ならWi-Fiより有線接続、④混雑する夜間のピークを避ける——この4つで速度低下の多くは防げます。ゲームで遅延が気になる場合は、スループットよりPing(応答速度)が重要なので、近距離サーバーを選ぶのが正解です。VPNでゲームの遅延を実測比較したゲームラグ改善データも参考にしてください。
まとめ:速度は「用途×設定」で決まる
海外・大容量はNordVPN、国内・低PingはMillenVPN。そのうえでWireGuard系プロトコルと近距離サーバーを選べば、VPNの速度低下はほとんど気になりません。
VPNの速度は、サービスの素の速さだけでなく、プロトコルとサーバー選びで大きく変わります。生スループット重視ならNordVPN、国内利用と国産の安心を取るならMillenVPN——どちらも返金保証があるので、実際の回線環境で試してから決めるのが確実です。

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