【2026年版】FLUX.2をローカルで動かす|VRAM別の選び方とComfyUI導入手順

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flux 2 local setup vram guide 2026
🤖 ComfyUI・ローカル生成AI日常利用🔧 インフラエンジニア歴12年🎨 3DCG専門スクール在学中

FLUX.2をローカルで動かすなら、VRAM 16GB以上ならdev(FP8/GGUF量子化版)、12GBならKlein 4Bが現実解です。FLUX.1とはアーキテクチャが変わっており、テキストエンコーダにMistral系のLLMを採用しているため、FLUX.1のワークフローをそのまま流用できません。ここが最初のつまずきどころです。

FLUX.1で組んだワークフローにFLUX.2のモデルを差し替えたら動かない——これはファイル配置やノード構成が変わっているためで、設定ミスではありません。この記事ではFLUX.1との違いを押さえたうえで、VRAM別にどれを選ぶかと導入手順を整理します。

目次

FLUX.2はFLUX.1と何が違う?

2025年11月26日に発表された後継アーキテクチャです。単なるバージョンアップではなく、内部構成が入れ替わっています。

項目 FLUX.1 FLUX.2
テキストエンコーダ T5-XXL + CLIP-L(DualCLIPLoader) Mistral-Small-3.2-24B-Instruct
VAE FLUX.1 VAE 独自VAE(FLUX.1と非互換)
参照画像 Kontext系で1枚 複数画像を参照可能
ラインナップ dev / schnell / pro pro / flex / dev / klein

FLUX.1のワークフローは流用できない

テキストエンコーダとVAEの両方が変わっているため、FLUX.1のワークフローでモデルだけ差し替えても動きません。DualCLIPLoaderでT5-XXLとCLIP-Lを読む構成はFLUX.1のものです。FLUX.2用のワークフローを新規に用意してください。

複数画像を参照できる点は実用上大きい変化です。FLUX.1系では参照は基本1枚でしたが、FLUX.2では複数の素材を同時に踏まえた生成ができます。

VRAM別にどれを選べばいい?

VRAM 選択肢 備考
12GB Klein 4B 軽量版。まず動かしたい人向け
16GB Klein 9B または dev(FP8/GGUF) 実用ライン
24GB以上 dev(量子化控えめ) 品質を落とさず回せる
それ未満 クラウド or FLUX.1系を継続 無理に動かす価値は薄い

devをローカルで動かす場合、素の状態では重いためFP8量子化またはGGUF量子化版を使うのが前提になります。16GB以上が実質的な足切りラインです。

量子化で何が変わるか

FP8やGGUFはモデルの重みを圧縮してVRAM使用量を下げる手法です。品質の低下はありますが、多くの用途では許容範囲に収まります。仕組みと画質差についてはFLUX量子化のVRAM比較にまとめてあります(FLUX.1での検証ですが、考え方はFLUX.2でも同じです)。

ComfyUIへの導入手順は?

FLUX.2は3種類のファイルを、それぞれ決まったフォルダに置く必要があります。ここを間違えるとノードのプルダウンにモデルが出てきません。

1 diffusion model を配置する

本体のモデルファイルを ComfyUI/models/diffusion_models/ に置きます。checkpointsではない点に注意してください。

2 text encoder を配置する

Mistral系のテキストエンコーダを ComfyUI/models/text_encoders/ に置きます。FLUX.1で使っていたT5-XXLは流用できません。

3 VAE を配置する

FLUX.2専用のVAEを ComfyUI/models/vae/ に置きます。FLUX.1のVAEを使うと色が崩れます。

4 ComfyUIを最新版に更新してから再起動

FLUX.2対応のノードが必要です。ComfyUI本体が古いと、モデルを正しく置いても読み込めません。更新後に再起動してください。

ノードが足りないと言われたら

公式のFLUX.2ワークフローを読み込んだ際に赤いノードが出る場合は、ComfyUI Managerの「Install Missing Custom Nodes」で解決できることがほとんどです。手順はComfyUI Managerの使い方にまとめました。

ライセンスと商用利用はどうなっている?

ラインナップごとに条件が異なります。devはオープンモデルですが、ライセンス条項は必ず自分で確認してください。FLUXシリーズは版によって商用利用の可否が分かれており、「オープンだから自由に使える」という理解は危険です。

仕事や販売に使う予定があるなら、モデルを選ぶ前に公式のライセンス文書を読むのが結果的にいちばん早い手順です。proやflexはAPI提供のため、利用規約が別途定められています。

そもそも自分のGPUで足りるか分からない場合は?

VRAMの見積もりを間違えると、モデルをダウンロードして数十GB消費した末に動かないという徒労になります。判断がつかないなら、クラウドで一度動かして体感を掴んでからGPUを選ぶほうが安全です。

ローカル環境の推奨スペック全般についてはFLUX・Wanを動かす推奨スペックと導入が土台になります。手早く試すだけなら環境構築の要らないクラウドGPUが向いています。

ConoHa AI CanvasでGPUなしに試す※ 環境構築不要・使わない月は停止できます

ローカルで腰を据えて運用するなら、VRAM 16GB以上を積んだ構成が結局は近道です。生成AI向けの構成についてはRTX 5070 Ti搭載のBTO構成にまとめてあります。

サイコムでVRAM 16GB以上の構成を見る※ 構成はパーツ単位でカスタマイズ可・PC本体の配送料は2,920円(税込)

まとめ

FLUX.2はFLUX.1の延長ではなく、テキストエンコーダとVAEが入れ替わった別物です。ワークフローは新規に用意し、diffusion model・text encoder・VAEを正しいフォルダに置く——ここさえ押さえれば導入自体は難しくありません。

選ぶモデルはVRAMで決まります。12GBならKlein 4B、16GB以上ならdevの量子化版。それ未満なら、無理に動かすよりFLUX.1系を使い続けるかクラウドを併用するほうが実用的です。

FLUX.1のワークフローでモデルだけ差し替えれば動きますか?
動きません。FLUX.2はテキストエンコーダがMistral系に変わり、VAEも専用のものになっています。DualCLIPLoaderでT5-XXLとCLIP-Lを読み込むFLUX.1の構成とは互換性がないため、FLUX.2用のワークフローを新規に用意してください。
VRAM 12GBでもFLUX.2は動きますか?
軽量版のKlein 4Bなら12GBで動作します。Klein 9Bは16GB、devはFP8やGGUFで量子化しても16GB以上が実用ラインです。12GBでdevを狙うのは現実的ではありません。
モデルを置いたのにノードのプルダウンに出てきません。
配置先フォルダの間違いが最も多い原因です。FLUX.2の本体は checkpoints ではなく diffusion_models に置きます。テキストエンコーダは text_encoders、VAEは vae です。加えて、ComfyUI本体が古いとFLUX.2対応ノードが無いため読み込めません。更新後に再起動してください。
FLUX.2 devは商用利用できますか?
オープンモデルとして公開されていますが、商用利用の可否はライセンス条項によります。FLUXシリーズは版ごとに条件が異なるため、「オープンだから自由」とは考えず、公式のライセンス文書を必ず自分で確認してください。業務や販売に使う場合は特に重要です。
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